東京都市大学オーストラリア留学プログラム (TAP)

東京都市大学
オーストラリアプログラム


レポート

REPORTTAP 留学中の学生による
特派員レポート

REPORT
2025.06.19
Vol.643
留学生活の裏話~ギモンとトラブル~
森田 愛理
都市生活学部都市生活学科, Murdoch University

マードック大学サイクルAの森田愛理です。

今回は、お金事情、携帯事情、ルームメイト事情、寮生活事情について紹介します。

留学した人だけが知る、たくさんの裏話を詰め込みました。少し長いので、気になる項目に飛んで、ご覧下さい。


①お金事情

具体的な数字と解説でお金のリアルをお届けします。


【クレジットカード使えなくなる事件】

私は、クレジットカードを2枚、マスターカードとVISAを持っていきました。

VISAはデビットモードにして、使っていましたが、一時期、突然使えなくなってしまい困りました。

全ての店舗というわけではないのですが、今まで問題なく使えていたスーパーでも、エラーがでるようになってしまいました。

現金を3万円分換金していたので、その時は現金で払ったり、マスターカードを使ったりしていました。少し経つと、また使えるようになり、安心しましたが、原因は分かりませんでした。このようなこともあるので、クレジットカードの予備の用意や現金のご準備を!


【生活費】

4ヶ月間で、私の使ったお金は約22万円でした。月5万5000円くらいで抑えていました。

スーパーの安くなっているものを使い、自炊を毎日し、外食は月10回程行きました。

しかし、外食や旅行にお金をかけていないので、お金は使わなかった方だと思います。お土産代、食費、お出かけ用の交通費くらいでした。服を買ったり、旅行に行ったり、外食をたくさんすると、跳ね上がると思います。

なるべく節約したいという方は工夫をすれば月5万円以内で抑えることも可能だと思います。

②携帯事情

寮のWiFiが繋がらなかったり、SIMカード問題が発生したりと、色々と起きています。

私も5月頃に寮のWiFiがインターネット未接続になってしまい、寮のオフィスに問い合わせにいきましたが、やはり英語での相談は大変でした。私たちにとって、スマホは命だと思うので、未然にトラブルを防げるように、私の知っている全ての情報をお伝えします。


【他要素認証】

他要素認証のアプリを入れていないと、メールの受信やTCUウェブクラスの利用、履修登録ができません。確実にやりましょう。

メールの受信がされないことで、重要な情報を受け取れず、罰金を食らった人もいたそうです。


【iPhone・学校指定SIMカード】

私は、アイフォンユーザーで、日本で使っていたSIMカードをeSIMに変えて、海外用にSIMカードを学校指定で事前に購入しました。

月5000円ほどで、100ギガまで使えます。

オーストラリアに近づいたタイミングで、飛行機の中でSIMカードを入れて、電源を切った状態にしておきました。設定で、副回線と主回線を入れ替えるだけで到着してすぐに使えました。SIMカードは、事前に申し込み、出発する数日前に自宅にSIMカードが届きます。

当日にお忘れなく!


【iPhone・学校指定eSIM】

学校指定でeSIMを申し込んでいる人もいました。基本、先ほどの学校指定SIMカードと変わりありませんが、到着後にWi-Fiのあるところで設定をしないといけないので、少し大変そうでした。eSIMの場合は、QRコードで届いていました。SIMカードを登録したはずなのに、eSIMが届いている人もいたので、登録の際は間違いがないか、お気をつけください。


【iPhone・現地でSIMカード購入】

現地についてから、すぐにスーパーに行き、そこで購入している人もいました。

現地で購入するまで、Wi-Fiのある寮や学校ではないと使えない上、オリエンテーションで様々な設定をする上で大変そうでした。

しかし、スーパーでセールになっている時は、特に安く購入できるので、費用をどうしても抑えたい人は一つの手段としてもいいと思いました。毎月、私の友人は、電話番号が変わっているそうです笑


【Android・ドコモアプリで登録】

Androidの場合、学校指定されるSIMカードが使えない項目が多いです。そのため、他で対応する必要があります。

ドコモユーザーの場合、SIMカード変更なく、海外で使えるアプリがあるそうで、私の友人はそれを使っていました。

しかし、それを使った場合オーストラリア番号(04から始まる番号)がなく、日本の番号を引き継ぐため、留学先での保険登録ができていませんでした。(その人は、奇跡的に家の番号が04から始まっていたため、無事登録できました)現地では、オーストラリア番号が必要不可欠なため、確実にオーストラリア番号を持っておくべきです。SIMカードを事前か現地で手に入れれば番号は手に入れられます。


【Android・SONYユーザー現地購入】

現地でSIMカードを購入しようと思っていたら、SONYの端末は、現地のSIMカードが対応していなかったそうです。携帯会社の人には、現地でも使えると言われていたそうですが、そうではなかったようです。

そのため、オーストラリアで新しい小型の携帯を購入していました。4ヶ月で1万円で済んでいるそうですが、色々大変だと思うので、ご注意を。


【Android・iPhone2台持ち】

実際に、2台持ちをしている人もいました。

元々Androidを使っていた人だと思うのですが、海外用にiPhoneを購入して2台持っていました。上記のようなAndroidトラブルを回避するために、お金に余裕のある方は2台持ちも、1つの方法だと思います。スマホは、Androidでも、iPadを持っている人は、iPadを活用することもいいと思います。

③ルームメイト事情

【部屋割り】

私は、TCU1人の部屋で、1人が日本人の交換留学生、他3人が日本以外の出身の人でした。

性別は全員女性で、快適に、そして楽しく過ごすことができました。当日に、鍵を渡され、部屋に入るまでルームメイトは分かりません。

周りには、男女混合、国籍混合のところや、オールTCUのところもあります。

留学前に、自分の性格にあったルームメイトと一緒になるように、アンケートが行われるので、それを真面目に回答することくらいしか私たちにはできません。あとは、日頃の行いを良くして、運気をアップさせましょう。

私も、初詣でしっかりと神頼みしてきました笑

最高なルームメイトに出会えて良かったです。


【部屋移動】

何か深刻な問題をかかえてしまった場合には、部屋を移動をすることができます。お金(約5000円)はかかってしまいますが、オフィスに行き、相談することで部屋移動が必要な状況か、スタッフさんが判断してくださいます。

到着から2週間以内で移動した人は、お金はかからなかったと言っていました。難しい判断になりますが、早めの決断が大切になる時もあります。

④寮生活の裏話

私は、寮生活でどんなことが起こるのかが、未知だったので、最初は起こる出来事に敏感になってしまっていました。そのため、こんなこともあるんだろうなー、と少しでも心構えできるように紹介したいと思います。

Don't be scared!!


【バスタオル支給されない事件】

普通は、バスタオルが支給されるはずです。しかし、私の部屋にはなく、オフィスまで取りに行きました。初めてオフィスに行ったので、場所が分からず迷子になった上、タオルの発音が違い通じず、本当に大変でした。運良く、1枚自分で持ってきていて良かったなと思いましたが、しっかり寮のバスタオルもゲットしました。タオルの発音練習をしておきましょう。


【洗濯機ストライキ事件】

寮の近くに、有料の洗濯機と乾燥機、そして少し離れたところに無料の洗濯機があります。

私は、無料の洗濯機を使っていました。しかし、多くの人が使うため、待ち時間があったり、脱水されずに強制終了されることが多かったです。持てないくらい水を含んだ洗濯物を持ち帰ることは、部活のトレーニング並にきつかったです。また、残り6分から動かなくなることもよくあったので、私たちは魔の6分と呼んでいました。このようなトラブルを避けたい方は、お金で解決しましょう。


【火災報知器発動事件】

火災報知器を鳴らすと約14万円の罰金を取られます。この火災報知器は、4ヶ月で5回は聞きました。その5回とも本当の火災ではなく、些細な煙が原因で作動したものです。実際に、TCUの生徒も鳴らしているので、注意しましょう。私は帰国三日前の夜3時半、火災報知器の警報で避難しました。半裸で避難している人もいたので、いつでも避難できる服装でいることが大切です。


【罰金に怯える清掃点検】

清掃点検が3月に1回、5月に1回、そして帰国前に1回、合計3回ありました。

自分の寝室と共有エリアの1つを担当して掃除をします。2回不合格になると高額な清掃代を払う必要がありますが、真面目に掃除をすれば大丈夫です!

⑤まとめ

これらのこと以外にも、アリの行列がバスルームで観覧できたり、電車の運行中止など、様々なことを経験しました。しかし、その分たくさん周りの人が助けてくれました。どんなトラブルも未解決事件にはならないので、ご安心ください!


【オススメ】

かわいいポストカードを買って、家族や大切な人、自分宛に郵便局から日本に送ってみてください。みんな喜んでくれました。

1ドル(カード)+3ドル(送料)で、送れます!


最後まで読んでいただきありがとうございました。


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Vol. 619【街の様子と食生活】

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